2022年6月12日 塩山宗満
使徒言行録 9章19b‐31節 (新約 230ページ)
サウロが甦りの主と出会ったとき、一緒に歩いていた人たちに声は聞こえても誰の姿も見えないのでただ、立っていました。回りの人たちには何が起こったのかはよく分かりませんでした。そのように、私たちも主イエスと出会って、驚いて、方向転換をしてイエス様を信じるようになったときでも、普通はその人の中で起こったことなので外から見ている人には何が起こったのかは分かりません。サウロの場合は目が見えなくなりましたが、私たちの場合はどうだったでしょう。思い出せますでしょうか。主イエスとの出会いは私たちにとってもやはり外から見ただけでは分からない、ほんの小さな出来事が起きただけかもしれません。けれども、そのことが私たちの中ではとても大きな意味を持つようになってくるのです。お一人お一人、神との出会いがあり、信じて方向転換をした私たちがいるのです。
方向転換をしたわたしたちはどのように生きていったらよいのでしょう。何よりも神を礼拝することを第一にし、一人静まって聖書を読み、祈るときを持ち、さらに共にみ言葉に聞き入る時を持つこと、教会学校や教会が行っている学びの場に参加することを心がけること。このようにみ言葉に親しむことが皆さんが神のために働く第一歩です。教会は生まれたときから広がりを持つように作られましたから、私たちも自分に与えられた働きを探し、知って神のために働きましょう。その働きのどれも、神は喜んでくださいます。今日は花の日として、教会にお出でになることができない方たちにお花を持ってお訪ねすることになっています。覚えてお祈りしましょう。