2022年6月19日 塩山宗満
使徒言行録 10章23b‐33節 (新約 233ページ)
「神は人を分け隔てなさらないことが、よく分かりました。 どんな国の人でも、神を畏れて正しいことを行う人は、神に受け入れられるのです。(10:34-35)」
使徒言行録ではここまでに、エルサレムとその周辺で語られていた福音が世界に広がっていく様子を具体的に書いています。世界に向かっていくキリスト教会は、ユダヤ教が持っていた食事の規定や、外国人との交わりの禁止、割礼などの規定からは自由になって広がっていきました。
それから2000年経ったいま、主イエスの福音はこの茂原の町にも伝えられてきました。私たちの教会は、田んぼの中の一軒家ですが、いろいろなところから私たちを神が集めてくださっています。千葉から遠く離れた地域で生まれ育った人もいるし、この六ツ野や、この近くで生まれ育った人もいます。そして、日本だけでなく、マレーシア、ジャマイカ、フィリピン、オーストラリア、韓国、アメリカ、などの世界のいろいろなところからやってきた人たちが、神の不思議な導きによってこの近くに住むようになり、そして、この教会に導かれているのです。
また、この教会に最近こられた方もおられます。友達に誘われたとか、近くに来たとか、いろいろな理由があるでしょう。でも、これは偶然ではなく、神の不思議な導きによってここにおられることを知ってください。聖霊がコルネリウスとペトロに語りかけたように、皆さんも神が聖霊を通してこの場に招いてくださっているのです。神が皆さんに何をしようとしておられるのか、祈ってみてください。きっと皆さんにも神からの声が聞こえてくるでしょう。