2023年5月21日 塩山宗満
サムエル記上 1章9-20節
教会の信仰告白の4つ目は「私たちは家庭の祈りにつとめ、こどもたちをキリストに導きます」というものです。この信仰告白はいろいろな祈りを導き出します。夫婦がクリスチャンであれば、二人の関係が神に支えられて良いものになっていきますように、また、子供たちが神を信じて信仰を受け継いでくれるように祈るでしょう。
茂原教会が12人でスタートした後をたどってみると、祈りが聴かれていったことが分かります。教会が歩みを初めてからクリスチャンホームのこどもたちが13名バプテスマを受けています。ただ、地方教会の例に漏れず、ほとんどのこどもたちは巣立っていきました。彼らがそれぞれ置かれている場で信仰を持ち続けるように祈ります。そしてこの信仰告白は新しく加わった人たちの祈りでもあります。
夫か妻だけがクリスチャンの家庭では、まず、パートナー、配偶者がクリスチャンになるように祈っておられるでしょう。単身の人にとってはこの祈りはどういう意味があるでしょう。ある人は良いパートナーが与えられますようにとの祈りを持つことでしょう。ある人は独身のままで生涯を過ごす決断が与えられているかもしれません。様々な事情で単身になった人もおられます。その場合でも自分の肉親や友人たち、周りの人たちに主イエスを信じる信仰が与えられるように祈ることができるでしょう。
この祈りを広げていくことによって、教会が家庭のような働きを担い、「私たちは家庭の祈りにつとめ、こどもたちをキリストに導きます」という信仰告白をこの地域に対して実践していくことが出来るのではないでしょうか。