2023年6月18日 塩山宗満
ガラテヤの信徒への手紙 4章1-7節
「時が満ちると、神は、その御子を女から、しかも律法の下に生まれた者としてお遣わしになりました。(4:4)」今日は礼拝の後、総会が予定されています。議案書にあるように昨年度の活動を振り返り、決算を承認し、そして私たちの教会の次の段階へ向かうための準備を始めます。そこで、私たちの教会の信仰告白を確かめ、その最後にある「わたしたちは代々の聖徒と共に使徒信条を告白します」というところにしたがって、使徒信条の内容を確かめています。
神は私たちに律法を与え、御子イエスを与え、そして聖霊をお与えになりました。律法は神との関係のきっかけを作ってくれました。けれども、その律法を守ることができない人間に対して、時が満ちるにおよんで、御子が来られこの世で人間としての生活をされました。その御子が十字架と復活を通り過ぎられた後、天に戻られてから聖霊が与えられました。
「主は聖霊によりてやどり、処女マリアより生まれ」という言葉は、イエス・キリストがその父なる神から遣わされ、しかも人となって私たちと同じく、生き、苦しみ、痛みを持って人生を歩まれるという、神の計画の時が示されたのです。そしてそれを真剣に受け止めた一人の女性、マリアがいたためにそのことが起こったのです。そしてそのイエス様によって、私たちに救いがもたらされ、聖霊が与えられ、私たちが神とのチャンネルを保つことができるようになったことを、心から感謝したいと思います。使徒信条はこの後、この世に生まれたイエス様の生涯を述べていきます。そこを聖書から聞き取っていきましょう。