Mobara Baptist Church
「剣をさやに納めなさい」
」
2023年8月13日 塩山宗満
マタイによる福音書 26章47-56節
8月は平和を考える月で、広島、長崎の原爆の日や、15日の敗戦記念日にちなんでさまざまな行事が行われていますし、テレビや新聞での関連した報道も目にされることと思います。それに昨年の2月からウクライナでの戦争がわたしたちの心を暗くさせます。
イエスさまは「剣をさやに納めなさい。」と言っておられます。暴力や武力を振るっても、それでは問題が解決せず、さらに大きな問題を引き出すのです。
イエス様が「剣を取る者は皆、剣で滅びる。」と言われたきっかけは、弟子の一人が剣で人に傷を付けたからです。この弟子はどうして剣を振り回したのでしょうか。もちろん、イエス様を守ろうという気持ちは強かったでしょう。でも、ここへ来るまでのイエス様との3年半の生活の中で、剣のことなどどこにも出てきません。福音が語られているところには剣は必要がなかったのです。ここに突然剣と言う言葉が出てきたのは、この弟子が不安になってパニックになったのではないでしょうか。私たちも何か予期しなかったことが起きると普段は考えもしなかった行動を取ることがあります。そのパニックに陥った弟子に対して、イエス様は、「剣をさやに納めなさい」と言われます。剣では、イエス様が目指した｢愛｣に基づく世界は作っていくことが出来ないのです。神の子としてのイエス様があえて、人々を罪から救うためにご自分の命を捨てていかれるという道を選ばれたのです。この後、十字架への苦しみの道を歩まれ、死んで葬られ、そこから神によってよみがえらされ、そしてそのことを信じる人に命を与える方となってくださいました。
8月は平和を考える月で、広島、長崎の原爆の日や、15日の敗戦記念日にちなんでさまざまな行事が行われていますし、テレビや新聞での関連した報道も目にされることと思います。それに昨年の2月からウクライナでの戦争がわたしたちの心を暗くさせます。
イエスさまは「剣をさやに納めなさい。」と言っておられます。暴力や武力を振るっても、それでは問題が解決せず、さらに大きな問題を引き出すのです。
イエス様が「剣を取る者は皆、剣で滅びる。」と言われたきっかけは、弟子の一人が剣で人に傷を付けたからです。この弟子はどうして剣を振り回したのでしょうか。もちろん、イエス様を守ろうという気持ちは強かったでしょう。でも、ここへ来るまでのイエス様との3年半の生活の中で、剣のことなどどこにも出てきません。福音が語られているところには剣は必要がなかったのです。ここに突然剣と言う言葉が出てきたのは、この弟子が不安になってパニックになったのではないでしょうか。私たちも何か予期しなかったことが起きると普段は考えもしなかった行動を取ることがあります。そのパニックに陥った弟子に対して、イエス様は、「剣をさやに納めなさい」と言われます。剣では、イエス様が目指した｢愛｣に基づく世界は作っていくことが出来ないのです。神の子としてのイエス様があえて、人々を罪から救うためにご自分の命を捨てていかれるという道を選ばれたのです。この後、十字架への苦しみの道を歩まれ、死んで葬られ、そこから神によってよみがえらされ、そしてそのことを信じる人に命を与える方となってくださいました。
日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会
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牧師 塩山宗満
