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 Mobara Baptist Church

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「信仰によって目覚めている」

2024年6月23日 三羽善次

 詩編 14編2-6節

 東日本大震災以来、大きな地震が起きる数十秒前に緊急地震速報がラジオやテレビ、スマホだけでなく市町村の防災無線から流れるようになりました。私たちの信じる神様も、聖書を通し様々な警告、警報を私たちに語っておられます。それは特に預言者を通し語られています。私たちが漫然と生きるのでなく、いつも目覚めているようにと呼びかける神様の御声であると言えます。
 「主は天から人の子らを見渡し、探される。目覚めた人、神を求める人はいないか、と。」(2節)とあります。神様が地上に目を凝らして探されなければ見つからない程、その目覚めた人はいない、というのです。
 なぜ、こうなのでしょう。地震や津波等の緊急警報と、主なる神様の警告の言葉は、そもそも音の大きさ、音量が違うのです。災害の警報はスピーカーを通し大音量で繰り返し呼びかけられますが、神様の警告の御声は、一人一人の心に静かに小さな声で語りかけられるのです。神様は諭すように「かそけき声」で語られるのです。ですから私たちは聞き逃さないよう、主に耳を傾け、心を集中して聞かなければなりません。
 毎日、刻々と耳や目から入る情報過多の時代を生きています。神様に従って生きようとするなら、心鎮める時と場所が必要です。それが、礼拝の時であり、日々の祈りの時です。そのなくてはならない場所で、私たちはまず神様の小さな声を聞く耳と心の備えが与えられ、神様がしてくださった恵みに気づかせられるのです。どんな時も、神様の恵みの鎖につながれている身は、闇の中でも光を見ることができます。神様の恵みの光が私たちの行く先一歩一歩を照らしてくださるからです。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満