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 Mobara Baptist Church

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「神の御心に従って」

2024年6月30日 塩山宗満

 ペトロの手紙一 4章1-6節

 「キリストは肉に苦しみをお受けになったのですから、あなたがたも同じ心構えで武装しなさい。肉に苦しみを受けた者は、罪とのかかわりを絶った者なのです。(4:1)」クリスチャンは神からいただいた祝福を証しします。さまざまな困難に出会ったときに神が助けを送ってくださって解決できた、という経験も聞きます。一方で、困難の解決がされないまま、なぜこんな苦しみに遭わなければならないのか、と叫ぶしかない状態に置かれるときもあります。
 でも、わたしたちはそこにも神の働きを探ることができるのです。苦しみにあったときにその苦しみを受け止める覚悟をしなさい、武装して戦う覚悟をしなさい、とこのみ言葉は語っています。キリストによる救いがキリストの苦しみによってもたらされたのですから、そのキリスト信じる者たちに苦しみがもたらされると、とペトロは語ります。神を信じたら苦しみはなく幸福と繁栄がもたらされるというのではありません。世間が求める御利益信仰にはっきりNOといっているのです。もちろん、わたしたちが自分たちの健康や生活の安定を望み、祈るのは当たり前のことです。主イエスも「わたしの名によって何かを願うならば、わたしがかなえてあげよう。(ヨハネ14:14)」と言って、何を祈ってもよい、と言ってくださっています。ただ、そのような自分たちの健康のこと、生活の安定のことなどが人生の目的になるのではない、と言うことです。この手紙でペトロが繰り返し語っているのは、この地上での生活は仮住まいであって、わたしたちの究極の目的は主イエスを信じることによって、永遠の命の約束を戴くことなのだ、ということです。


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牧師 塩山宗満