2024年9月1日 塩山宗満
創世記 1章1-5、24-31節
聖書の1ページ目を開くと、創世記1:1に「初めに、神は天地を創造された。」と記されています。この聖書の最初の言葉が、聖書の中身を印象深くあらわしています。聖書は「この宇宙も、地球も、自然も人々も生き物すべてが神の意志によって作られたものなのだ」と宣言します。空も、星も、月も、太陽も、人も、そしてこの世界・社会も、神が造られたのだと聖書は語りますから、その偉大さにうたれます。
今日の聖書は、神の言葉によって、この世界ができてきたことを語っています。ことばというのは意思の現れですから、神がこうしたいと願ったことが言葉になって、それが実際のかたちになってきたと言うことです。第一の日、第二の日、第三の日と順を追って神の言葉が語られ、それが実現していきます。23節の、第五の日までに植物と空の鳥と、魚たちが作られたことが記されています。ここでは、神が人間だけでなくすべての被造物を心を込めて創造して行かれた経過が記されています。
聖書は、この宇宙も、地球も、人間も皆神がおつくりになったものであって、神が支配をしておられるのだ、ということを主張します。これがキリスト教の一番根底にあるものです。わたしたちはこの神とイエス・キリストについての真理を聖書の中から読み取り、礼拝の中でそのことを確かめています。今私たちはこのような礼拝の中で、ともに祈り、賛美をし、み言葉を読む中で神とイエス様に出会います。私たちも、神がこの天と地を創られたこと、その神が全世界の支配者であって、その方が私たちにイエス・キリストを送ってくださったことを感謝しましょう。