2024年11月24日 塩山宗満
創世記 11章1-9節
バベルの町の人たちは「全地に散らされることのないようにしよう」というのが塔を建てる目的の一つでした。散らされること、バラバラになることを恐れたのでしょう。人間は同じ所に留まろうとします。けれども、あるときは広がりを持ち、散らされていくことも必要なのです。
使徒言行録には主を信じた人たちが散らされていく様子がいろいろ描かれています。自分の意志ではなく、主に命じられて出かけ迫害や困難にあう中で、神の言葉は広がっていきました。神は、時には人々を散らし、違いをもった人と人とを結び合わせるということをなさるのです。
わたしたちの教会にはいろいろな国から来た人たちが集まっています。さまざまな理由でやってきました。日本人と結婚してこの茂原周辺に住みようになった人たちがいます。日本人のこどもたちに英語を教える、ということに魅力を感じて何人もの人たちがジャマイカ、アメリカ、フィリピンなどから日本にやってきました。そんな人たちがこの茂原バプテスト教会に集められているのです。
このことは、外国から来た人たちだけではありません。ここにおられる皆さんすべてが、神からの不思議な導きによって日本国中から招かれたのです。なぜでしょう。それは、皆さんがここで、神に出会って神に従うものとして生かされるためなのです。皆さんは日本の、また世界のいろいろなところから集められてきました。それは神のみ心にかなうことなのですから、どうぞ皆さんは神をご自分の救い主と信じましょう。それだけでなく、その神のためにこの教会を足場にしてご一緒に働いていきましょう。それが神のみ心なのです。