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 Mobara Baptist Church

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「祈りのこと」

2025年1月26日 塩山宗満

 マタイによる福音書 6章5-13節

 マタイによる福音書を礼拝の中で読んでいますが、今日の6章には祈りのことが記されています。私たちは祈っているでしょうか。聖書を読むと、イエス様は常に祈っておられました。
 7節で祈る時、言葉数が多ければ神が聞き入れられると思い込んでいる異邦人のように、くどくど述べてはならない、と注意されます。祈りの言葉数は少なくても、「あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ。(8節b)」と言っておられるのです。
 イエス様は続いて、こう祈りなさいというお手本の祈りを教えてくださいました。この主の祈りの初めの9-10節の祈りは「神を崇め、神のみこころが行われることを思い起こす」ためのもの、続く、11-13節の祈りは人が生きていくための祈りだと言われます。
 主の祈りの中で、イエス様は、世界に神の御心が実現するようにという大きな祈りと共に、貧困・飢餓・苦難の中で苦しむ人々に、神の助けを求めるようにと祈りの生活を教えられました。
 祈りとは、心を開いて主イエスをお迎えすることです。神のほうから先に私たちの心の扉をたたいて、私たちを動かし、祈らせてくださいます。また、祈りとは、魂の呼吸とも言われます。息を吸ったり吐いたりするときは特に努力しなくても、私たちは自然に行っています。祈りはそのように自然なもので、父なる神に呼び掛け神に向かい合い、心の扉を開く時、祈りの言葉が心の中に生じ、そして祈った言葉が私たちの心の中に留まるのです。
 さあ、私たちも、悲しみや、苦しみがあっても、試練があっても、主が教えてくださった祈りを個人でも教会の礼拝でも祈り続けてまいりましょう。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満